米軍横田基地に防衛省など立ち入り

小平市議会

12月20日、PFAS(有機フッ素化合物)の汚染問題で初めて米軍横田基地への立ち入りが行われました。

PFASは、水や油をはじく性質があり、フライパンのコーティングや、泡消火剤、さらに半導体の製造などに使われてきましたが、身体の中に入ると、分解されにくく蓄積されやすい、そして、なかなか消えないことから「永遠の化学物質」と呼ばれています。中でも「PFOA」「PFOS}は発がん性などが疑われており、海外では腎臓がん精巣がん高コレステロール(脂質異常)、低出生体重などの健康被害が報告されています。

多摩地域では井戸水を水源とする一部の浄水所でこのPFASが検出されたため、2023年に市民団体が650人の血液を検査した結果、335人でアメリカの健康リスクの基準を超えていたことが分かりました。血液中濃度が高かったのは国分寺市、次いで立川氏、小平市は6番目に高い数値を示しました。

調査した市民団体は、継続的なモニタリングや、在日米軍横田基地、半導体工場など想定される主要な汚染源の特定と除去が必要だと指摘しています。

小平市議会でも6月に有害性が認められている一部有機フッ素化合物( PFAS )汚染から小平市民の健康を守るために、早急な対策を求める請願や意見書が提出されたり、私や他の議員も市民への血液検査を求める一般質問をするなど国や都、市に働きかけていました。

11月19日には小林洋子市長へ、米軍横田基地からのPFAS等流出の可能性の通報を受け、横田基地への立ち入り調査を求める申し入れをしていたので、それが実現したことは良かったのだが、ただ、これは第一歩であって、原因究明や市民の血液検査を行うことをこれからも訴えていきたい。

 

 

 

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